ユニクロ帝国の光と影
ユニクロというよりもその創業者柳井正に焦点を当てて書かれている。
タイトルは光と影と書かれているが、著者は、もっぱらその「影」に焦点を当てているので、その点は少し差し引いて読んだほうがいいだろう。
そのようなスタンスは別として、柳井の幼少期や人物像だけでなく、ユニクロが公開を拒否してきた海外の工場を直接取材したり、柳井もユニクロのライバルとして最も強く意識しているというZARAへの取材など、きっちり取材されているため内容は非常に面白かった。
柳井正のようなワンマン経営者がどのように育ったか、またZARAと比較した場合のユニクロの強みと弱みなどが知れた点が面白かった。
- 作者: 横田増生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/03/23
- メディア: 単行本
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