30代経営者修行中ブログ

顧客、従業員、家族から必要とされる事業、そして自分が納得できる事業を創ることを目標としています。

富士に死す

 『富士に死す』の主人公である、食行身録(じきぎょうみろく)は開祖角行から富士講6代目の弟子で、7合8尺にある石室の中で、断食を行いそのまま入定した人物です。彼の死後、富士講は急速に広まりました。この本は、この身録の人生についてかかれたものです。
 富士山で働いていたので、興味深く読むことができました。富士山を歩いていると、鈴をつけた金剛杖をもった、白装束の集団に出会うことがあります。彼らが、富士講という富士山信仰の信者たちです。彼らは、身録が入定したといわれる、7合8尺、現在の8号目の小屋である元祖室までお参りしています。
 

新装版 富士に死す (文春文庫)

新装版 富士に死す (文春文庫)