30代経営者修行中ブログ

顧客、従業員、家族から必要とされる事業、そして自分が納得できる事業を創ることを目標としています。

消費者理論 代替財と補完財

代替財
 ある財AとBがある時、A財の価格が下がったときにB財の消費量が減少すれば、A財とB財は代替財であるといえる。exコーヒーと紅茶。牛丼とハンバーガ
とくに、全部効果で代替関係が成立する場合は、粗代替財といい、代替効果のみで代替関係が成立する場合を単に代替財という。

補完財
A財の価格が低下したときにB財の消費量が増加する場合、A財とB財は補完財の関係にあるという。ex歯ブラシと歯磨き粉、ゲーム機とゲームソフトなど。
全部効果において補完関係が成立するとき、二つの財は粗補完財といい、代替効果のみで補完関係が成立するとき、補完財という。

需要の交差価格弾力性
 粗代替関係や粗補完関係という二つの財の関係性を把握するための指標。
X財に対するY財の需要の交差価格弾力性とは、X財の価格弾力性が1%上昇するときにY財の消費量は何%変化するのかを表す。数式で表すと
Exy=\frac{\frac{\Delta y}{y}}{\frac{\Delta Px}{Px}}
となる。
Exyが正であるとき、X財の価格の上昇によって、Y財の消費量が増加するということなので、X財とY財は粗代替財である。
Exyが負であるとき、二つの財は粗補完財となる。