30代経営者修行中ブログ

顧客、従業員、家族から必要とされる事業、そして自分が納得できる事業を創ることを目標としています。

消費者理論 需要曲線 需要の価格弾力性

需要曲線
 一定の所得のもとで、ある財の価格と消費量との関係を表した曲線。上級財、中級財、通常の下級財であれば、価格が下落すると全部効果で消費量は必ず増加する。
ギッフェン財であれば、価格が下落すると全部効果で消費量は必ず減少する。

需要の価格弾力性
 ある財についての価格が1%上昇した時の消費量が全部効果でみたときに何%下落するかを示したもの。
需要の価格弾力性を数式で表すと
-\frac{\frac{\Delta x}{x}}{\frac{\Delta P}{P}}=-\frac{\Delta x}{\Delta P}\frac{P}{x}
となる。
価格が上昇するとギッフェン財以外の場合、消費量の変化はマイナスとなるので、マイナス符号をつける。

需要曲線が直線の場合
 需要曲線が直線であるとき、重要曲線上の各店で需要の価格弾力性は異なる値となる。また、財の消費量が小さいほど、需要の価格弾力性は高く、財の消費量が大きいほど、需要の価格弾力性は小さい。

需要曲線が直角双曲線の場合
 需要曲線が直角双曲線となる場合、需要の価格弾力性は需要曲線上のすべての点でひとしくなる。

需要曲線と需要の価格弾力性

 需要の価格弾力性とは、価格の変化に対する需要量の感応度なので、需要の価格弾力性が高いほど、価格の変化に対する需要量の変化は大きくなる。つまり、需要曲線において考えた場合、需要曲線の傾きが緩やかなほど、y軸にたいするx軸の変化は大きくなるので、需要の価格弾力性は高くなる。